【ANA SUITEラウンジ】2019年7月 ダニエル.K.イノウエ国際空港レポート

2019年5月、ANAが社運をかけて?投入したA380型機、通称「FLYING HONU」が成田-ホノルルに就航しました。
ANAはこのハワイ線に並々ならぬ情熱と資金をかけて、JAL一強の牙城を崩しにかかっています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

このFLYING HONU就航に合わせて、ANAはダニエル.K.イノウエ国際空港(ホノルル空港)に海外としては初めての自社ラウンジをオープンさせました。
ホノルル空港には、国内同様、ANAラウンジとANA SUITEラウンジの二つのラウンジがあります。
SUITEラウンジは、ANAかスターアライアンス便のファーストクラス搭乗者及び同行者1名またはANAかスターアライアンス便利用のダイヤモンドメンバー及び同行者1名のみしか入れません。
この度、特典航空券でハワイに行き、ダイヤモンドメンバーの恩恵を存分に受けてきましたのでご紹介いたします。

チェックイン

ANAダイヤモンドメンバーのペキコとその同伴者ペキオはホノルル空港のチェックインではファーストクラス/ダイヤモンドレーンを利用することができます。

普通レーンは少しだけ混雑していたので、待ち時間ゼロの優先レーンはありがたかったです。
なにしろ、一刻も早くラウンジに行きたかったもので(笑)

なお、スターアライアンスのゴールドメンバーは保安検査はゴールドレーン(TSA4)を使用することができます。
ANAカウンターからは少し歩くことになりますが、通常検査場はかなり混雑していたので、ゴールドトラックですぐに通過できて良かったです。
なにしろ、一刻もは(ry

通常保安検査場(TSA5)
ゴールドレーン(TSA4)

ラウンジまでの道のり

カウンターでチェックインした際、ラウンジの案内をしていただきました。
ラウンジは、FLYING HONUが駐機するゲート近く、C4の上の3階にあります。
下記の地図で場所を説明してくださるのですが、地図内にも記載のとおり、ANAカウンターから15~20分ほどかかるとのこと。

まぁ・・・結構遠いよね・・・
しかも今回、ペキコ達はHONUに乗れないため(涙)、C4のラウンジを楽しんだあと、元来た道を戻ってG1ゲートまで戻るのです・・・
そんなわけで、ANAはこのラウンジに行くためのシャトルバスを運行させているそうです。なんというお金のかけ方太っ腹・・・
そのシャトルバスの時刻表がこちらです。(2019年7月現在)

ラウンジに行く用のシャトルバスのため、ラウンジ入室対象者とお手伝いが必要な方のみが乗れるそうです。

20分かかると聞くと構えてしまいますが、バスには乗らず、実際に歩いてみました。

結論:10分で着きます。

保安検査場を出たら、右に曲がってひたすら真っすぐ歩いて行きます。

つきあたりに来たら道なりに左に折れます。

するとCゲート方面の案内が出てきます。

Cゲートの建物の中に入ってもまだまだまっすぐ進みます。

C4近くにANA LOUNGEの案内があります。

写りこむペキオとペキコ

エスカレーターで3階に上がります。(現在地2階のため、1階分上がる)

エスカレーターをおりて左手を向くと・・・

いらっしゃいませ~

ここまで、30代のペキオとペキコの足でちんたら歩いて10分程度でした。
バスの時間が合わなかったり、途中の買い物を楽しみたいという方は、歩いても良いのではないでしょうか。

いざ入室

ANAラウンジとANA SUITEラウンジの入口は共通です。
ANAラウンジは左側、SUITEラウンジは右側で受付をしましょう。

新設のラウンジだからか、カウンターのスタッフもかなりの人数がいました。
入室する人の搭乗券を見せるだけで受付は完了です。国内と一緒です。
とっても気持ちの良い笑顔で「Enjoy!」と見送られ入室すると、入口近くにいたスタッフのみなさんも全員笑顔で「Welcome!」と迎えてくれました。
ちなみにこの時は受付カウンターもラウンジ内スタッフも、英語対応の方にしか会いませんでした。

なお、ラウンジへは搭乗3時間程度前から入室しましたが、MAXでも十数名程度の利用客で、終始快適な空き具合でした。

ラウンジ全景

全体の写真が上手く撮れなかったのですが、下の写真では右側が入口です。
入口と同じレベルに食事やドリンクカウンター、ソファやダイニングテーブル席が配置されています。
左奥に立っている男性のところで、カウンターに無いドリンクやオーダー制の食事を注文します。

そのエリアから一段上がったところに、下の写真のような寛ぎエリアがあります。

今回は(これが最初で最後かもしれませんが)、この一段上がったところのエリアに座りました。
座るとスタッフの方がおしぼりを持って来て、ファーストドリンクを聞きに来てくれるのも国内のSUITEラウンジと同じです。

ドリンクカウンター

1杯目はスタッフの方が持ってきてくれるのですが、2杯目以降は自分で取りに行きましょうね。
ドリンクは一通り揃っています。

赤ワイン
白ワイン
ソフトドリンク
ティー
コーヒー

ビールやその他アルコールはカウンターのスタッフの方に言って作ってもらいます。
生ビールは2種類、ハワイの地ビールのロングボードと日本の銘柄(忘れた)でしたので、ここはハワイの最後の思い出にロングボードをオーダー。

飲みかけですみません

食事カウンター

さぁさぁお立合い、この旅最後のお楽しみの食事の時間だよ~!!

マカデミアクラッシュマヒマヒ(左)と牛豆腐(中)とエビの辛いスープ(右)
ベジタブルカレーとけんちん汁
サラダ
ゆかりのおにぎり
ひじき(上)とたまご豆腐(中)とシュリンプポケ(下左)とマグロポケ(下右)
カットフルーツ(上・下)とブルーベリーチーズケーキ(中)
ヨーグルトとそれに入れるヤツ
紅イモパン(左)とクロワッサン(右)

どうですか?ハワイの旅に終わりを告げるに相応しい、和ハ折衷(和食とハワイアン)の良いチョイスですね~

和食に飢えていた我々には特に牛豆腐(すき焼きのような)とたまご豆腐が絶妙なチョイスでありがたかったです。

え?これだけじゃ足りないって?
日本のSUITEラウンジみたいなスペシャルなヤツは無いのかって?

もちろんありまんがなぁ~
暴飲暴食した胃にやさしいお茶漬けさんとおうどんさん。

カウンターで注文すると、国内のラウンジやフードコートよろしくページャーを渡されるので、しばし待機します。

待つこと数分・・・

みんな大好きさけ茶漬けをいただきました。
お茶漬けに揚げ玉が入っているのは個人的には珍しかったのですが、とてもおいしかったです。

新聞・雑誌コーナー

入口を入ってすぐのところに新聞と雑誌コーナーがあります。

お手洗い

ラウンジの一番奥にお手洗いはあります。

女性の個室は2つ。それほど混まないラウンジでしょうから、許容範囲でしょうか。

なんと、TOTOのウォシュレット付き!
まぁペキコはケッペキなのでウォシュレットなんてものは使ったことないですがね!

洗面台ももちろんピカピカ!
ラウンジオープン時に送られた胡蝶蘭の株分けでしょうか。

手を拭くペーパーは、センサーに手をかざすと自動で出てくるタイプ。結構感動しました。

なお、SUITEラウンジにはシャワーはありません。

ラウンジから搭乗

このラウンジの非常に大きな特徴として、ラウンジから機内へのアクセスが挙げられます。
なにしろこのラウンジはFLYING HONUのFLYING HONUによるFLYING HONUのためのラウンジですから。
では、どのようになっているか見てみましょう。

SUITEラウンジには、このように平常時は閉鎖されている入口があります。
この入口こそがFLYING HONUに直接搭乗できる秘密の通路への入口です。

ペキオとペキコはHONUに乗れないくせにラウンジに数時間前から占拠している庶民の鑑ですから、この搭乗の一部始終を見守っていまいた。

搭乗時間になると、秘密の扉がオープンします。
ここから入ると、FLYING HONUのアッパーデッキ(2階席)に直接搭乗できるというわけです。

ではここで問題です。
ダイヤモンドメンバーでSUITEラウンジは利用できるにも関わらず、搭乗クラスはエコノミー(1階席)の場合はどのように搭乗するのでしょうか。

正解は・・・

一旦ラウンジを出て、2階の搭乗ゲートを利用する、でした~

ANAラウンジとの違い

すみません、これはわかりません。
ブロガー根性があれば両方のラウンジを利用するのが王道でしょうが、もしかしたら最初で最後かもしれないSUITEラウンジの権利を放棄するなんてペキコにはできませんでした(号泣)

ただ、SUITEラウンジとANAラウンジは入口が分かれているだけで中は壁で仕切られておらず、SUITEラウンジからはANAラウンジの様子がわかります。(SUITEラウンジの方が数段高いため)

そうですね~この造りは・・・正直に言いますと・・・
個人的にはあまり好みではありませんでした。

なぜなら、壁がないため、ラウンジ内の音が相互にダダ漏れなんですよね。
今回のSUITEラウンジには、子連れのお客さんがいなかったために、ANAラウンジ側の子どもの嬌声がかなり気になりました。
子連れが悪いというわけでは決してありませんので、お気を悪くされたらごめんなさい。
ただ、国内のSUITEラウンジでもこのような雰囲気を経験したことがなかったので、、、

また、ANAラウンジとの違いとして、SUITEラウンジからは外を見ることができません。

この写真の奥側が搭乗通路なのですが、窓はスモークがかっていることと、窓位置が高いため、外を見ることができません。

一方、こちらはANAラウンジです。
天井までの開放感がある窓からは駐機しているHONUも良く見え(ると思います)、滑走路にHONUが向かっている最中には、動いているHONUの撮影会場となっていました。

なんでしょう、この劣等感(苦笑)

ただ、もしこのラウンジ同士が壁で隔離されていたら、面積としてANAラウンジよりも小さいSUITEラウンジは圧迫感があったかもしれませんね。
壁を作らなかったのは限られたスペースを活用するというアイディアでしょうか。
でもやっぱり、HONUちゃんを見ながらお酒飲みたかったよぉ~(´;ω;`)

HONUちゃんを愛でる

HONUちゃんには乗れませんでしたが、色んな角度から愛でてきましたのでみなさんもご一緒に!

HONUの翼越しのダイヤモンドヘッド
FLYING HONU(ホテルから撮影)

ハワイに行くならHONUだね

ANAは本気でハワイを変えようとしています。
飛行機のHONUだけでなく、ワイキキ内の新規ラウンジやTギャラリアとアラモアナショッピングセンターを結ぶシャトルバスなど、市中の利便性の向上にも努めています。

個人的に心配していた、大型機による入国審査の混雑も、キヨスクの導入により随分時間が短縮されたように思います。

HONUを利用すると機内食やアメニティもHONU仕様となっているため、トイレ問題(搭乗人数に対してトイレ数が少なすぎる)さえクリアすれば、リゾート気分を盛り上げてくれる、ただの移動手段を超えたものになると思います。

他のどの路線よりもファーストクラスに手が届きやすいですし、ぜひ次のハワイはHONUちゃんと一緒に行ってみたいです!!

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